お客様インタビュー:甲斐さんご夫妻

『神舞の庭(かみまいのにわ)』の公演2日目も無事に終了しました。初日に続き、会場からのあたたかい拍手が鳴りやまず、トリプルコール! ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

脚本を担当した劇作家の長田育恵さんは、昨年12月に高千穂(二上神社)の夜神楽を取材。その時に対応してくださった甲斐さんご夫婦が高千穂町から観劇に来てくださいました。

「丁寧に描いてくださったことが嬉しくて涙が出ました」と、涙をぬぐいながら会場から出てこられた奥さま。感想をお聞きすると、「神楽を神事として大事に扱ってくださったことが本当に嬉しかったです。舞に真剣に取り組まれたことが伝わってきて、本当に感動しました。取材で長田さんが来られた時にお話ししたことが、物語の随所に盛り込まれていて、普段神楽をする時に気をつけていることなど、神楽をご存知のない方にも押し付けずに印象づけられたと思います」と、大変感激されていらっしゃいました。

また、主演の田中美央さんの神楽舞について、

「神楽舞は、普段農作業や林業で足腰が鍛えられた人じゃないと舞うのが難しいので、足の長い田中さんは大変だっただろうと思います。舞の中で首を振って“見得を切る”ような動きが、お面さまと一体感があって本当に素晴らしかったです」と、直接田中さんに伝えていらっしゃいました。

当劇場の立山ひろみ演劇ディレクターは、

「神楽は、その土地に生きる人々が伝え舞いつないできたもの。芸能のルーツである神楽が根付く宮崎で、神楽を題材にした演劇作品を上演できるのは、本当に嬉しい。ぜひ、その瞬間をたくさんの方に目撃してもらいたい」と話していました。

土・日公演はすでに完売している『神舞の庭』。チケットをお持ちでない方は、今日がラストチャンスです! チケットにつきましては、0985-28-7766(チケットセンター)までお問合せください。


#2『神舞の庭』

宮崎県立芸術劇場がプロデュースする演劇公演 「新 かぼちゃといもがら物語」#2『神舞の庭(かみまいのにわ)』。 シリーズ名は、宮崎の男女を表す言葉「いもがらぼくと」と「ひゅうがかぼちゃ」にちなんだもので、“宮崎”を舞台にした新しい宮崎の物語を創作・上演していきます。 稽古の様子などをお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!