【稽古場見学インタビュー】平下拓実さん
『神舞の庭(かみまいのにわ)』の稽古場に2度も見学に来てくれた平下拓実さんに、稽古場見学の感想をお聞きしました。平下さんは、宮崎市の出身で現在長野の大学に通う4年生です。演出家の永山さんとは中学生のころからのお付き合いだそうで、高校、大学でも演劇をされていたそうです。
――神舞の庭の稽古を見ていかがでしたか?
「愛着のある宮崎弁が飛び交っていて、すごく居心地が良かったです。改めて、宮崎弁って独特な温かみがあるなと思いました。神楽がテーマになっていると聞いていたので、堅い物語なのかなぁと勝手に思っていたんですが、全然違いました。家族同士の身近な悩みだったり、「あぁ、こんな人いるよね」とか、見たことのある光景が出てくるので、本当に身近な話だなぁと。神楽の稽古も見ましたが、ずっと神楽をやってきている人みたいに見えてきて、一体どんな練習をしたんだろうとびっくりしました! まだ、実際の神楽を見たことがないので、高千穂とかでやっている実際の空間で神楽を体験してみたいという気持ちになりました。」
――永山さんの演出はいかがでしたか?
「永山さんは、人間の心情の変化や心の動きを大事にされる演出家だと思うので、今回もそういう部分を大切に演出されていると思いました。物語も素晴らしいですし、永山さんの演出にぴったりの作品だと思います。宮崎にずっと住んでいる人はもちろんですが、自分のように県外に出た宮崎出身の人にも見てもらいたい作品だなと思います。」
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